原因と主な症状

にきびは主に

• おでこ
• ほほ
• 口の周り
• あご周辺

にできる発疹です。
10代の頃にみられる「思春期のにきび」と大人になってからみられる「大人のにきび（吹き出物）」がの２パターンあり、原因やできる場所に違いがあります。
ただ、どちらも皮膚の毛穴の病気であることは一緒です。

思春期のにきび

10代に活性化するホルモン「アンドロゲン」が皮脂の分泌を促進します。皮脂の分泌が過剰になると毛穴が詰まります。毛穴が詰まることで、ニキビ菌（アクネ菌）が繁殖しやすくなります。その際角質が厚くなり、毛穴から菌が排出されず、炎症を起こすことで思春期のにきびができます。
成長に伴ってホルモンバランスが整うため、にきびはできなくなります。
また、にきびができる箇所も、皮脂が分泌されやすい部位（額、鼻、頬：いわゆるTゾーン）にできやすくなります。

大人のにきび

思春期にきびが皮脂の働きによる毛穴の詰まりによって起こるのに対して、大人ニキビは皮脂だけではなく体の内側の問題やストレスに原因があることも多くあります。
なので、大人ニキビは皮膚のケアと同時に体の内側のケアも必要になります。
できる箇所は眉間・こめかみ・あご・顔周り・首筋などが多くみられます。
例えば原因として次のようなことも考えられます。

1. 不規則な食生活
2. 寝不足
3. 便秘
4. 飲酒・喫煙
5. 紫外線
6. 精神的なストレス
7. 不適切なスキンケアやメイクの洗い残し
8. ホルモンバランスの乱れ

治療方法

同じ症状であっても、個人の体質や生活習慣、生活環境が違うため、状況をお伺いしながら治療計画を立てて、個々に合わせた治療を行います。ケースに合わせて治療法をいくつか組み合わせることもあります。薬の治療と共に、ストレスや生活習慣が原因の場合は一緒に改善していくよう心がけましょう。

保険が適用され当院で実施している治療法としては主に以下が挙げられます。

処置療法

面ぽう圧出

ニキビの中身を押し出す治療です。毛穴のつまりの原因である皮脂や角質を専用の器具で除去します。