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金山駅北口徒歩0分の耳鼻咽喉科 柊みみはなのどクリニック 名古屋市中区

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デュピクセントによるアトピー性皮膚炎治療

デュピクセントとは?

デュピクセントはアトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因をブロックする注射薬です。
「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎」などの病気に対して、デュピクセントはこれまでのお薬とは異なるメカニズムでアプローチを行う新しい治療薬です。
これらの病気が発症する際には、共通して「IL(インターロイキン)-4およびIL-13のシグナル伝達」からくる「2型炎症反応」というメカニズムが主要な役割を果たしています。
デュピクセントはこういった炎症反応の起こるメカニズムに着目し、炎症反応の”もと”となる部分を抑える治療薬です。
したがって、これまで外用薬・内服薬などによる治療では十分な改善効果が見られなかった患者さんに対しても、高い治療効果を期待することができます。
もし、上記のような病気でお悩みでしたら、医師へお気軽にご相談ください。

「アトピー性皮膚炎」とは?

アトピー性皮膚炎は、「良くなったり悪くなったりを繰り返す、強いかゆみを伴う湿疹」が特徴的な皮膚の病気です。乳幼児のアトピー性皮膚炎が有名ですが、20代以上の成人患者さんも多くいらっしゃいます。

アトピー性皮膚炎の代表的な特徴として

  • 赤みのある湿疹ができる。強いかゆみを伴う。
  • 症状が軽くなったり重くなったりを繰り返す。(再発)
  • 乳幼児では2ヶ月以上、それ以外では6か月以上症状が続く。(慢性)
  • 湿疹が悪化するとごわごわと皮膚が硬くなり、盛り上がる

といったものが挙げられます。

アトピー性皮膚炎のメカニズム

本来、炎症とは細菌やウイルスなどから身を守るために働く免疫の反応によって引き起こされます。 アトピー性皮膚炎をお持ちの患者さんの体内では、この免疫のシステムがさまざまなアレルゲンに対し過剰に反応してしまう(=本来退治する必要の無い物質に対しても炎症を起こしてしまう)ことが根本のメカニズムとして存在しています。

より詳しくお伝えすると、アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚内部では、Th2細胞という免疫細胞が増えた状態になっています。そして、Th2細胞が作り出す「IL-4」「IL-13」という物質がさまざまな細胞へ働きかけることで

  • 炎症を起こす
  • かゆみを誘発する
  • フィラグリンという物質の産生を低下させる

といったアトピー性皮膚炎の症状へとつながってしまうことが知られています。

※フィラグリン:皮膚の水分保持やバリア機能の保持に重要な役割を持つたんぱく質

アトピー性皮膚炎を引き起こす「要因」

アトピー性皮膚炎は、その方の体質的な要因や環境的な要因など、いくつもの要因が重なって発症する多因子性の病気であるとされています。
「アトピー性皮膚炎の要因」のうち、代表的なものを以下に列記いたします。

(1)アトピー素因をお持ちである

アトピー素因とは、いわば「アレルギーを起こしやすい体質」のことです。
以下のような方は、アトピー素因をお持ちである可能性が高いです。

  • 患者さんご本人、もしくは患者さんのご家族が「アレルギー性の病気」をお持ちである
    (アレルギー性鼻炎、気管支喘息、食物アレルギーなど)
  • アレルギーと深い関わりのある物質「IgE抗体」が体内で作られやすい体質をお持ちである
    (こちらはクリニックでも血液検査によってお調べすることが可能です)
(2)皮膚のバリア機能が低下している

通常、皮膚の表面には皮脂の層があり、水分が肌内部から蒸発することを防いでいます。
さらに、角質の細胞同士のスキマを埋めている「角質細胞間脂質(セラミドなど)」や、角質細胞内の「天然保湿因子(低分子のアミノ酸、塩類など)」があることによって、角質の細胞は剥がれることなく、外界の異物を皮膚の内側に侵入させないための「バリア」として機能します。

しかし、アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚では、皮脂の層や角質細胞間脂質が少ない状態となっており、皮膚表面から水分が蒸発しやすくなっています(乾燥肌)。
また、それは同時に外界からの異物(ダニ、ハウスダストなど)が肌の内部へ簡単に侵入できる状態でもあります。侵入したそれらのアレルゲンに免疫システムが反応してしまうことで、炎症やかゆみが引き起こされます。

また、アトピー性皮膚炎によって生じるかゆみから、皮膚をかきむしってしまうことで角質がはがれ、皮膚のバリア機能がさらに低下するという悪循環に陥る方も多くいらっしゃいます。

(3)皮膚への刺激

バリア機能が低下した皮膚に、下記のような「刺激物」が触れることが、かゆみを発生させるきっかけとなることがあります。

  • ダニ、ホコリなど(ハウスダスト)
  • 皮膚をかきむしることそのもの
  • 汗、皮膚の汚れ
  • 紫外線
  • 衣類用洗剤の残りかす
(4)その他の刺激、環境要因

これまで記述したもの以外にも、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因として以下のようなものが知られています。

  • 衣類との摩擦
  • 寝不足
  • 過労
  • ストレス

アトピー性皮膚炎に対する一般的な治療

一般的には、この「アトピー性皮膚炎」に対する治療として

  1. くすりによる治療
  2. スキンケア
  3. 悪化要因への対策

の3本柱を押さえることが重要とされています。

1:くすりによる治療

過剰な免疫反応を抑え、炎症を鎮める「ステロイド薬」「非ステロイド性抗炎症薬」「免疫抑制剤(タクロリムス外用剤)」などといった種類の塗り薬を資料して治療することが多いです。
どの程度の強さの薬を、どのように組み合わせ、どの程度の頻度で塗るのか、といった調整につきましては、患者さん一人ひとりの症状に合わせて医師がご提案いたします。

2:スキンケア
  • 汗をかいたら早めにシャワーを浴びる
  • 石けんやシャンプーなど泡が残らないよう、充分にすすぐ
  • 身体を洗う際に強くこすり過ぎない
  • 刺激の少ない保湿剤(軟膏、クリーム、ローションなど)を充分に使って肌の乾燥を防ぐ

スキンケアとしては、以上のような工夫が代表的です。
アトピー性皮膚炎の治療においてスキンケアは重要な立ち位置を占めておりますので、詳しくは当院医師へご相談ください。

3:悪化要因への対策
  • ダニ、ホコリ、カビなどを生活環境からできるだけ排除する(こまめに掃除や洗濯を行う)
  • 肌に触れる衣服は、化学繊維・ウールを避けて綿などにする
  • アルコールや香辛料などの摂取を控えめにする
  • ストレスをためない生活を送るための工夫を取り入れる

など、そもそもアトピー性皮膚炎悪化の要因となりうる要素を取り除いていく、という工夫も非常に重要となってきます。
もちろん、これらの治療法で症状が改善する方は多いのですが、こういった従来の治療を実施しても、治療効果が充分に現れない場合がございました。

デュピクセントによって期待できる効果

前述の通り、アトピー性皮膚炎をお持ちの患者さんの中には、従来の治療を行っても充分な効果が得られないタイプの方が一定数いらっしゃいました。
そのような「これまでの治療ではうまく症状をコントロールできなかった方」であっても、炎症反応の”もと”となる部分(「IL-4」「IL-13」の働き)を抑える治療薬であるデュピクセントを使用した治療を続けることで、「皮膚の症状がコントロールされた状態を維持し、健康な人と変わらない日常生活を送る」ことを期待できます。

デュピクセント投与のスケジュール

「今までの治療法でなかなか充分な効果が得られなかった、成人のアトピー性皮膚炎患者さん」がデュピクセントをご使用いただけます。
(15歳未満の方はデュピクセントの投与ができません。あらかじめご了承くださいませ。)

デュピクセントは、
「初回投与日のみ、600mg(2本)を皮下注射」
「その後、1回あたり300mg(1本)の薬剤を2週間間隔で皮下注射」
という形で治療に用います。

デュピクセントによる治療にあたってお伝えしたいこと

  • 注射に適した部位は、以下の3か所です。
    ⇒上腕部(二の腕)の外側
    ⇒腹部(ただし、へその周り5cmは避ける)
    ⇒太もも
  • アトピー性皮膚炎の症状が強く出ている部位、けがをしている箇所などに注射をすることは避けてください。
  • デュピクセントを使用し始めたあとも、基本的にはスキンケア(保湿)のための軟膏、クリーム、ローションなどの使用を続けてください。
  • デュピクセントによる治療を始める前に行っていた治療(ステロイドの塗り薬、飲み薬など)に関しても、自己判断で中止することはおやめください。ご不明点等ございましたら、お気軽に担当の医師にご相談ください。

その他、デュピクセントの投与に関して詳しくはこちらからご参照くださいませ。
https://www.dupixent.jp/dam/jcr:0cce3b52-b133-4023-86fb-e4c2c17d1cac/MAT-JP-2004447-11.pdf

デュピクセントの「自己注射」について

デュピクセントは「2週間に一度クリニックにご来院いただき、医療従事者による注射を行う」という形以外にも、「医師の判断のもと、患者さんご自身がご自宅で注射を行う(自己注射)」という形をご選択いただくことも可能です。
(自己注射をご希望の方は、お気軽に担当の医師へご相談ください。)

[自己注射のメリット]

  • 通院に伴う時間的な制約や負担が軽減でき、ご自身のスタイルに合わせて治療することができます。
  • 通院日を調整できるので、仕事や旅行などの活動範囲が広がります。

[注射箇所]
デュピクセントの自己注射に適した箇所は「おなか(おへその周り5cmは避けてください)」「太もも」です。
前回注射した箇所、けがをしている箇所などは避けて注射するようお願いいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.dupixent.jp/dam/jcr:0cce3b52-b133-4023-86fb-e4c2c17d1cac/MAT-JP-2004447-11.pdf

特定の背景を有する患者様に関するご注意

  • 寄生虫感染のある方
  • 生ワクチンを接種する予定のある方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある方、授乳中の方
  • 高齢の方
  • 喘息等の他のアレルギー性疾患をお持ちの方

は、安全上の観点からデュピクセントによる治療をお控えいただく可能性がございます。
特に、喘息やアトピー性皮膚炎、じんましんなどをお持ちの患者さんは、その疾患や現在使用中のお薬について、必ず医師にお伝えください。
デュピクセントによる治療を開始するからといって、自己判断で喘息やアトピー性皮膚炎、じんましんなどの治療薬を減らしたり、中止したりすることの無いようにして下さい。

ご不明な点等ございます場合は、お気軽に担当医師へご相談ください。

デュピクセントによる副作用

デュピクセントの投与により、以下のような副作用が現れる可能性がございます。万が一副作用が現れた場合は、速やかに担当の医師へご連絡ください。

[予想される主な副作用]

  • 注射をした後、注射部位(腕、おなか、太ももなど)に痛みを生じる、かゆくなる、出血する

[起こる可能性は低いものの、注意が必要な副作用]

  • めまい、ふらつき、立ちくらみ
  • 呼吸時の「ゼーゼー」という音、呼吸困難
  • 腹痛、嘔吐
  • 発疹、むくみ
  • 発熱、息切れ
  • 手足のしびれ

これらの症状は「アナフィラキシー反応による症状」もしくは「好酸球数の増加による症状」と呼ばれます。
起こる可能性は低いものの注意が必要な症状ですので、お気付きの際は速やかに担当の医師へご相談ください。

デュピクセントによる治療にかかる費用

デュピクセントの薬剤費 「ペン」 「シリンジ」
1本あたりの薬剤費 66,562円 66,356円
自己負担額
(医院窓口でお支払いいただく金額)
3割負担の方 19,969円 19,907円
2割負担の方 13,312円 13,271円
1割負担の方 6,656円 6,636円

※デュピクセントは、「ペン」タイプと「シリンジ」タイプとがございます。
内容量、内容物はまったく同じですので、注射のしやすさ、金額などからご選択いただくこととなります。

デュピクセントは非常に高額な治療薬です。また、継続して使用することで効果が現れる薬でもあります。
したがって、医療費控除や高額療養費制度など、各種医療費助成制度活用のご検討をお勧めいたします。医療費助成制度にはいくつかあり、以下にその一例を挙げております。
それぞれの窓口などにお問い合わせください。

高額療養費制度 1ヶ月に医療機関へ支払った金額(自己負担額)が一定額を超える場合、超過分の払い戻しがされる制度です。詳しくは加入している保険者の窓口もしくは厚生労働省のHPをご確認ください。
厚生労働省のHPはこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
詳しい試算をされたい方はこちら
https://www.support-allergy.com/simulation
医療費控除 同一世帯の年間医療費の総額が10万円を超える場合、領収書を添付して確定申告を行うことで、所得状況に応じて税金の一部が還付される制度です。医療機関や診療科などの区別はなく、また、薬局・薬店で購入した風邪薬などの購入代金、入院時の部屋代・食事代の他、医療機関への交通費も一部認められます。
領収書は捨てずに、ご家族の分もまとめて保管しておくことをお勧めいたします。詳しくは、最寄りの税務署もしくは国税庁HPをご確認ください。
国税庁HPはこちら
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
その他の制度 自治体が独自で運用している制度や企業の健康保険組合なども、条件が合えば適用される場合がございます。詳しくはお住まいの自治体や保険者の窓口などにお問い合わせください。

最後に

デュピクセントは、炎症反応の起こるメカニズムに着目し、炎症反応の”もと”となる部分を抑える新しい治療薬です。「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎」などの病気をお持ちで、これまで外用薬・内服薬などによる治療では十分な改善効果が見られなかった患者さんに対しても、高い治療効果を期待することができます。
もし、上記のような病気でお悩みでしたら、医師へお気軽にご相談ください。

デュピクセントについて、より詳しくお知りになりたい方はこちら
https://www.support-allergy.com/atopy/

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